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CASE4 現在の積立金だけでは大規模修繕ができない…

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ご購入者(32歳・独身・会社員)の体験談

私は、築32年の中古マンションを購入しました。30年以上も経過しているので、今後は大規模な修繕はないだろうと購入前に考えていました。

住みはじめてから2年後、管理組合より「マンション全体の給水管取替えの議案が挙がり、見積りを取得する。」との報告が来ました。購入当初、水回りには、(当たり前ですが)問題は感じられず、全くの想定外でした。
実際に業者から見積りを取得したところ、構造上の理由により修繕計画の想定以上の金額がかかり、現在の積立金では補いきれないとの結果が出てきました。非常に驚きました。

給水管を取り替えるような簡易な工事ではダメで、修繕するとしたら、一時金が非常に高額になることがわかりました。(すぐに捻出することができない状況です。)かといって給水管はかなり老朽化しているようで、破裂や赤水などがとても心配です。 築年数の長い物件は、当然ですが設備が老朽化しています。そのことの認識が浅いまま、大規模修繕がないだろうという安易な考えで、築年数の長いマンションを購入してしまったことを後悔しています。

プリンセススクゥエアーからのコメント

仲介業者は買主様に対して、通常は管理組合において決定事項でない工事については報告する義務はありません。しかしながら、管理組合の理事長さんなどに話を聞き「現在排水管等がどのような状況なのか?」「過去に修繕した履歴はあるのか?」等は確認することができます。

プリンセススクゥエアーでは多数の同じような状況の物件を取り扱ってまいりましたので、給水管改修工事でいくらぐらいかかるか、また、現在の修繕積立金でまかないきれるのかどうかの大まかな目安がわかります。
また逆のケースもあります。大規模修繕が行なわれ物件の状態が良くなることを期待して購入された場合です。ご契約当時、管理組合において給水管の更新工事が可決されており、当社では、管理組合からの報告書に基づき、重要事項の説明書に給水管の工事の実施予定につきと説明しました。しかしながら、購入されたお客様がお引渡を終えた翌々月の管理組合総会に参加したところ、実際に管理組合において給水管の現状調査をしてみると更新工事が不可能な状況にあることが判明いたしました。

当社の報告義務に間違いはなかったものの、大規模修繕を期待しマンションが生まれ変わることを期待していたお客様にとっては残念な結果になってしまいました。

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